『果て遠き丘』[ 蔓バラ ](一)1 扶代は、容一の胸から……

扶代は、容一の胸から離れて、自分の床に戻った。枕もとのスタンドにスイッチをいれると、青い笠に反射して、部屋の中が少し水色を帯びた。 〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463